白梅之塔の周辺環境を修繕・整備したい!プロジェクト

白梅之塔周辺修繕プロジェクト
プロジェクトオーナー

若梅会

挑戦する人 教育・福祉 地域活性化

132%

  • 現在
  • ¥2,495,000
  • 目標金額
  • ¥1,880,000
  • 購入口数
  • 356口
  • 残り日数
  • 39日
このプロジェクトは、目標金額達成の有無に関わらずリターンをお申込みいただくとプロジェクト成立となります。

白梅之塔とは 


 沖縄県立第二高等女学校(以下、二高女)は現在の那覇市松山公園の辺りにあった女学校です。沖縄戦で米軍が上陸する前の1945年3月6日、第三十二軍司令部の要請で四年生56名が動員され、第二十四師団衛生看護教育隊に入隊しました。3月24日から補助看護婦として、八重瀬岳中腹に置かれた第二十四師団第一野戦病院本部に配属。彼女たちは、後に白梅学徒隊と呼ばれるようになります。野戦病院壕や手術場壕での勤務は過酷そのものでした。6月4日、野戦病院で勤務していた白梅学徒隊に解散命令が下り、わずか16・17歳だった少女たちは戦場の真っ只中に放り出されました。この解散命令後、22名の生徒たちが命を落としました。

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(今回、想定しているのは主にコンクリート部分の改修です)
 
 糸満市真栄里ウテル原にある白梅之塔は、この22名の学徒隊戦没者の少女たちをはじめ、教職員、生徒、卒業生など白梅同窓会関係の戦没者を追悼する碑です。1951年8月、現在地に二代目の白梅之塔を建立。以来、白梅同窓会では少しずつ寄付を募っては白梅之塔の周辺を整備し、香炉・供花台、記銘碑の設置、階段や通路のコンクリート舗装などを行ってきました。

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(白梅之塔の下にある記銘碑)

 ところがコンクリートの舗装工事から数十年が経過し、劣化や破損が目立つようになりました。数年前には白梅同窓会の一人が段差に足をとられ、アキレス腱を切るという大けがをしました。他にも、大事には至りませんでしたが、やはり段差につまづいて転んだ人がいます。また、白梅同窓会や遺族の高齢化が進み、慰霊祭へ車いすで来られる方も目にするようになりました。

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(土の部分が沈んでコンクリートが浮いていることも破損の原因です)
 

白梅同窓会と若梅会

 私たち若梅会は、白梅学徒隊の沖縄戦を語り継ぎ、白梅之塔の慰霊祭を継承するという二つの目標のもとに集まった、ボランティアグループです。2019年春に、白梅同窓会会長の中山きくさんに呼びかけられた20代~50代の男女9人で結成し、平和学習の講師やガイドをしたり、ワークショップなどを主催して白梅学徒隊の沖縄戦を語り継ぐ活動をしてきました。


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(2019年11月に開催したフィールドワーク)


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(かつて二高女があった松山公園で同窓会役員の皆さんに学生時代の話を聞きました)



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(2019年6月、二高女の見取り図を作成中の若梅会)

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(2019年11月、修学旅行生に白梅学徒隊の沖縄戦を伝える講話を行う若梅会メンバー)


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(年に数度は白梅之塔の清掃もしています)


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(白梅之塔にペンキを入れて化粧直し)


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(記銘碑も手入れします)

若梅会は2019年6月の慰霊祭から運営に参加し、2020年からは、白梅同窓会と白梅之塔慰霊祭協力会と共に「白梅継承の会」として白梅之塔慰霊祭を運営しています。同窓会、協力会とも高齢化が進んでいるため、実働部分を担っています。

 


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(2020年6月23日、コロナ禍で例年通りの慰霊祭が行えず、自主参拝としました)

 若梅会メンバー一同、結成当初から白梅之塔周辺のコンクリートの劣化や破損が気になっていましたが、諸事情で前に進めないまま2年が過ぎました。

 戦没した家族や同級生を追悼し、平和を願う場である白梅之塔が、高齢者にとって危険な場所になるなど、あってはならないことです。特に90代になる白梅同窓会の皆さんと過ごせる残り時間は限られています。早くどうにかしなくてはと、2021年に入ってから修繕工事を行う場合の見積を取ってみました。白梅之塔を知る土建屋さんに依頼して良心的な価格を出してもらいましたが、それでも100万円を超えるため、自分たちの力だけでこれを実現するのは難しいと考え、このたび、クラウドファンディングに踏み切ることにしました。


 

国吉区と白梅之塔

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(現在地に移設された初代白梅之塔。終戦直後のモノがない時代、質素な塔を建てるのが精いっぱいだったと思われます。それだけに先生や遺族、同窓生の切実さが胸に迫ります。ひめゆりの塔や師範健児の塔も、初代の慰霊塔は同じような雰囲気の琉球石灰岩製です)

 1947年1月、糸満市国吉集落の南側に、小さな白梅之塔(初代)が建立されました。糸満市国吉の一帯で、白梅学徒隊の生徒たちが大勢亡くなったと生き残った生徒に聞いたためです。関係者で慰霊祭を行いつつ、二高女の元教員たちは8名の生徒が命を落としたガマ(自然洞窟)2カ所の捜索を続けました。1951年、ようやくそのガマを見つけて遺骨を収集。そのすぐそばに、二代目の白梅之塔を建立しました。

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(1951年8月の記念撮影。コンクリート製の二代目白梅之塔は記銘碑と一体型でした)

 現在、平和学習の場として使われているガマ(通称:下の壕)は、もともと国吉区では「マチドーヌティラ」と呼ばれ、聖地として大切にされてきた場所でした。集落を開いた祖先にあたる人が最初に住み着いた場として、赤ちゃんが生まれた時や、遠くへ旅をする際には、今でも無事を祈願するために訪れるそうです。そんな場所も戦争中はお構いなしで利用されました。白梅学徒の生徒6名は、6月21日に米軍の馬乗り攻撃を受けて亡くなったそうです。2名はここから少し離れた通称上の壕で、やはり馬乗り攻撃を受けて6月22日に亡くなりました。上の壕で何とか生き延びた1人は、ひどいやけどを負い、自宅に戻ってから亡くなりました。

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(通称「下の壕」、マチドーヌティラ。右側の建物は国吉区の「南禅廣寺」)

 二代目白梅之塔を建てた際、土地は個人所有の私有地でした。地番としては真栄里になりますが、国吉区にほど近く、地主も国吉の方だったそうです。突然慰霊碑を建てさせてくれと依頼された地主の方は「どうしてここに」と、当初は戸惑ったそうです。降ってわいた話に困惑する心情はわかりますし、無理もありません。当時の区長さんが「戦争で犠牲になった乙女たちのためだから」と説得し、最終的にはご了解をいただいて二代目白梅之塔が建てられました。
 その後、白梅同窓会が将来も安心してこの地を使えるようにと、国吉区では地主さんから土地を買い上げ、自治会の所有地としてくださいました。以後、現在にいたるまで、白梅同窓会に土地の使用料を求められたことは一度もありません。同窓会および若梅会は国吉自治会のご厚意に日頃から大変感謝しております。
 また、毎年の慰霊祭には国吉区はもちろん、真栄里区からも参列してくださり、両方の自治会の皆さんとはあたたかい交流が続いていることにも感謝申し上げます。
 白梅之塔に向かって左側には「萬魂の塔」という慰霊塔があります。こちらは終戦直後、国吉地区に散乱していた遺体や遺骨を敵味方なく集めた場所で、身元不明の言わば無縁仏を祀っています。残っていた遺骨は摩文仁の国立戦没者御苑に移葬されましたが、現在も6月23日の沖縄慰霊の日には国吉自治会の皆さんが慰霊祭を執り行っています。もちろん我々も、こちら「萬魂の塔」の慰霊祭にも参列し、皆で手を合わせます。
 このような経緯から、今回のクラウドファンディングについては、国吉自治会にもご相談しました。呼びかけなどにご協力をいただき、萬魂の塔の前も一緒に工事を行うという計画を立てています。
 また、マチドーヌティラ(通称:下の壕)の脇にある「南禅廣寺」前の広場は、ガマに入っての平和学習の際によく使わせていただいています。沖縄戦を語り継ぐ場として活用させていただいていることをふまえ、この南禅廣寺の手すりの傷んだ箇所も同時に補修したいと考えております。

 

安心して白梅之塔に来てもらえるように


 杖をついたり、車いすに乗っていても、高齢者である同窓会や遺族の方々が安心して白梅之塔に来られるように整備をしたい。そのため、一級建築士の方にボランティアで相談して、この見取り図のような工事を行うのがベターだと考えました。本当は入口にもっとゆるやかなスロープを設置したい、下の壕の手すりが錆びているなど気になる部分は他にもあるのですが、すべて直すとその分お金もかかります。今回はこの程度が現実的だろうと判断しました。

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①モルタル補修とコンクリート舗装

 現状は少し道幅が狭く、慰霊祭に車いすで来ると通路部分が狭く、動きにくい部分があります。そこで拡幅工事を行い、破損している場所は補修することとしました。また、萬魂の塔前のスペースもコンクリートで舗装します。
 

②供花台の下を安全に

 御影石製の供花台の足元には、御影石を活用した飾りが施されています。工事をした当初は良かったのでしょうが、現在は台の脚部分の下が少し沈んだ状態になっており、水たまりができてしまいます。また、ツルツルの御影石を敷いた部分が滑るため、高齢者には非常に危ない状態です。
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(雨が降ると供物台下には水たまりができます)


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(ホウオウボクの花粉で茶色く色づいた範囲に水たまりができて、表面がツルツルした御影石が滑りやすくなり、高齢者には怖い場所になってしまいます)

 この部分を一度取り外し、コンクリートを敷設し直して、表面には滑り止め加工を行いたいと考えています。これでお花を活けたり、お線香をあげる時にも安心できるようになるでしょう。

③ぬかるみを何とかしたい

 現在のコンクリート舗装部分の両脇は土が沈み、雨が降ると大きなぬかるみができてしまいます。白梅之塔前の広場一帯の土壌が沈み、地下の琉球石灰岩層への浸透がしづらい状況になっているようです。そこで雨水浸透マスを設置し、雨水を吸収しやすくするよう工夫することにしました。

3種類の返礼品をご用意します


 白梅学徒隊の沖縄戦を語り継ぐことを活動の柱とする我々ですから、活動内容にちなんだリターンが良いと考えました。また、コロナ禍の中で始めたオンライン平和学習のスキルを活かし、これまでに蓄積した知識を活かしたガイドブックを作成します。

①白梅学徒隊の沖縄戦を学ぶオンラインツアー

 高校生向けに組み立てたオンライン平和学習プログラムを社会人向けにアレンジし、オンラインツアーを開催します。高額寄付をしてくださった企業・団体には、カスタマイズした内容で開催。CSRや社員研修にお役立てください。1万円以上のご寄付をいただいた皆さまには、オンラインツアーへの参加枠をご用意します。コロナ禍でなかなか沖縄に来られない県外の皆さまも、ぜひご利用ください。

 オンライン学習の様子については、以下をご覧ください。

広島女学院高校のブログ
朝日新聞の記事

沖縄テレビのLive News IT!

 

②若梅会オリジナル「白梅学徒隊の沖縄戦 戦跡ガイドブック」パンフレット

 薄いパンフレットではありますが、これを片手に戦跡を訪ねてもらえるよう、若梅会が今回のクラウドファンディングのためにガイドブックを作成します。また、寄付金額に応じて、このガイドブックに寄付者のお名前を入れます。

③二高女校章ステッカー

 白い梅の花をモチーフとした二高女の校章を入れ、オリジナルステッカーを作成します。愛車やスーツケース、ノートPCやタブレットケースなど、目につくところに貼って二高女を偲びましょう。


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(二高女の校章を入れたデザインを検討中です)


このクラウドファンディングの申し込み期間は、2021年8月31日までです。戦跡ガイドにお名前を入れるため、8月31日にすべて締め切ってからパンフレットの制作に入ります。また、工事自体はそれからの発注になりますので、11月ぐらいまでにできれば良いなと考えています。プロジェクトの進捗状況はその都度SNSなどでもご報告します。大きな節目の際は、もちろんメールでもご報告します。パンフレットには工事が終わった様子の写真も掲載します。リターンの発送は、年内いっぱいでと考えておりますので、ちょっとお待たせしてしまいますが、どうぞご了承ください。


沖縄戦の継承にはいろいろなカタチがあります

 

 「沖縄戦を語り継ぐこと」「戦争の記憶を継承すること」の大切さは、多くの皆さんが感じていることだと思います。私たち若梅会もその大切さを感じているからこそ、このような継承活動を行っています。でも、継承活動イコール平和ガイドをすることではありません。慰霊碑まわりの清掃や、情報発信(WEBサイトのデザインや動画の編集ができる人、大募集!。)、慰霊祭やイベントの運営・設営など、スキルを活かしてできることがたくさんあります。SNSで情報をシェアすることだって良いのです。もちろんクラウドファンディングで善意をお寄せくださることも、その一つ。皆さんがお寄せくださったお気持ちは、白梅同窓会の皆さんに我々が必ずお伝えします。90歳前後になった同窓会メンバーも、報道などで「クラウドファンディングなるものがある」ことは承知しており、「実現できるといいねぇ」と少々心配しつつも話しています。どうか、白梅之塔を安心できる場所にするために、皆さんの温かいお気持ちをお寄せください。よろしくお願いいたします。

 

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