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1945年の本日4月1日は米軍が沖縄本島に上陸した日である。沖縄戦が始まった3月26日からこの一週間で、慶良間諸島、渡嘉敷島は相当な艦砲射撃を受け、追い込まれた住民たちは集団自決をした。一方、この時、沖縄全体で軍馬は1500匹ぐらいいたとされる。それ以外にも家畜の馬がおり、相当な数の馬がこれから米軍が上陸してくることも知らず、生きていた。中でも琉球競馬用に飼われてい馬たちはかわいそうである。元々、美しさを競う琉球馬に大砲のような大きな物を運んだりすることなどできなかった。その彼らもまた運搬ように駆り出され、戦闘や病気で死に、また人の食料となった。沖縄で競馬が盛んであったことは今や日本本島で教えてくれるところはない。速さではなく美しさを競った琉球馬たち。沖縄の人々にその美しい姿を愛され、可愛がられた彼らもまた、今日から苦難の日々が始まる。
プロジェクトオーナー
パブリックアーツ(公共芸術団)