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8月19日(土)、キッズたちは、宮森小米軍機墜落事故の被害者・新垣あきらさんのお母さん、新垣ハルさんのお話を聴いてきました。
91歳とは思えないほど元気でパワフルなハルさん。そんなハルさんの口から語られる、事故当時のこと、事故後のあきらさんのこと。
あきらさんは、小学2年生のとき、宮森小の事故によって身体中に大火傷を負い、それでもなんとか一命を取り留めました。
事故によってもたらされた苦しみ、でもそれを乗り越えようとしたこと、その末に見出した生きがいや楽しみ。そして、大学生になったあきらさんに訪れた体調の悪化と、死。
ハルさんの語り口に時折挟まれる沈黙。言い淀み。目の泳ぎ。声の震え。
そのときハルさんには、きっと当時の世界が回帰していたのだと思います。そのことを想像すると、語ってもらうことにとても心苦しさを感じもしました。
それでも、語ってくれたことに、深く感謝しています。
ハルさんの感じた悲しさ、悔しさ、そして言葉にならないたくさんの想い。それらを、キッズたちはどのように感じ取ったのか。これからの活動の中で、どのようにカタチにしていくのか。
とても大変なことだと思いますが、じっくり話し合って、とことん考えていきたいと思います。
ハルさん、貴重なお話、ほんとうにありがとうございました。
子どもたちが作った劇を、ぜひ観に来ていただけると嬉しいです。
そのときは、直接お知らせに行きますね。
プロジェクトオーナー
兼島 拓也(石川ひまわりキッズシアター脚本・演出)