スクールカウンセリングの現場から生まれた物語を、教育現場•小児施設へ無償配布したい!私が生徒にかけてきた言葉~夢とは、友情とは、孤独とは~

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挑戦する人 教育・福祉 文化・芸術

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スクールカウンセラーが書いた生きる力を育む絵本『さばくと少年』

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ごあいさつ


初めまして。沖縄県でスクールカウンセラーをしておりますアカミネと申します。
このページを見て頂き、本当にありがとうございます。
子どもは世界の宝です。そして、それを見守る大人の方々も同じように大切な存在です。
ここでは沖縄や日本の現状について、そして絵本へ込めた想いについてお伝えしたいと思います。
最後までお読み頂けると幸いです。


                                        阿賀嶺壮志


 

沖縄の現状と未来


精神疾患の患者数は年々増加傾向にあります。海外の研究では精神疾患を持つ人の半数は10代半ばまでに発症しており、精神疾患者のおよそ75%が20代半ばまでに発症していると報告されています。
居心地よく過ごせる場を幅広く確保することや、生きる意味を育む教育はどれだけ早く行っても早すぎるという事はなく、更にコロナ禍や、著名人の自殺などからの影響を強く受けやすい若年層に対して、対策が急務となっています。


『希望を見つけ出すのが、教育』


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お守りのような絵本


勤務する中で感じるのは、相談したくても出来ない方や、カウンセリングを受ける事に抵抗を感じる方が多くいらっしゃることです。
一人のカウンセラーとして出来る事は限られているかもしれません。支援が必要な方を誰ひとりも取りこぼさずケアをするのは困難なことかもしれません。それでもなお、人はその方法を探していくのだと思います。

私の本棚には祖父の書いた本が並んでいます。祖父が旅立ってから25年の歳月が流れましたが、その本を見るといつも近くに祖父がいるような、見守られているような感覚になります。道に迷ったらまた祖父と過ごした時間を思い出し、温かい気持ちに戻って来られたらいい。私にとって祖父と過ごした時間と本は大切なお守りのようなものです。

絵本なら子どもでも親しみやすく、読み聞かせをすれば大人の方も関わっていただける。自分の心を大切にできるようなメッセージを届けたい。そんな思いを込めて作りました。



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私と姉と祖父




絵本について


自分の心を大切に扱う態度が自己の生き方に浸透していき、それが他者へと向かう事で多様性を受け入れる/data/project/932/絵本原っぱの上.jpg受け皿にもなります。絵本のメッセージが子どもたちの安心安全のベースキャンプとなれば、子どもたちの心はより広く大きく開かれていくことでしょう。
絵本『さばくと少年』にはカールロジャースの来談者中心療法を骨子とした心理学やカウンセリングの要素
が随所に含まれております。
挿絵を見ながらいくつかご紹介いたします。







1「登場人物」


主人公の少年とさばくが登場します。さばくは大いなる自然、母なる大地、相手のありのままを受/data/project/932/さばくと少年.jpgけ止め包みこむような存在です。

繊細な方や落ち込みやすい方は「自分で自分を責める」という事を惜しみなくしてしまいます。ありのままの自分を理解して欲しい一方で、これ以上傷つくのが怖く自ら人と距離を取り孤独に陥ってしまいます。相談しても無駄だと諦めている、相談する気力を失っている。そんな時周りに居る方の積極的な声掛けが必要です。

関心を持つことに遠慮はいりません。






2「さそりから救われるシーン」


さそりは危険のサインとして登場します。悩み苦しんでいる最中は視野が狭くなり、どんどんネガティブ/data/project/932/さそり (2).jpg深みにはまってしまいます。「この苦しい状況はずっと続く」「何をやっても変わらない」と思考が制限されている状態です。そうなると自分の力だけで現状を打開したり、考え方を切り替える事は難しくなっていきます。

「あぶない!」と気づかせてくれる存在が必要です。命の危険や危機を感じた場合、周りの人や支援者は多少強引に介入することも迫られるでしょう。

選択肢が少ないと人は不幸な選択を取ってしまう。






3「心の支えはなんだっていい」


孤独ほど人の精神をむしばんでいくものはありません。学校など集団の場での孤立は本当に辛いものです。/data/project/932/(2).jpg友達居ない事で悩んでいる少年にさばくは伝えます。「君が大切だと思うものはみんな友達だよ。好きな花でも絵本の主人公でも、心の支えになるならそれは大切な友達だよ」友達多い方が良い、コミュニケーション能力は高い方が良いという社会的な圧力は大きく、それが出来ていない自分を責めます。

コミュニケーション能力は高くなくてもいい、自分の事を大切に出来ればそれでいい。なぜなら、自分の事を大切に思える気持ちが育つと、自然と周りも大切にする事が出来るからです。

孤独を感じるのは同じように孤独な人を救うため。




 

私について


「幼少期の孤立」
幼い頃とても病弱で、保育園へも月2回ほどしか通園出来ていませんでした。周囲と同じように遊べない中で自信もなく、独りで過ごすことが多かったのを覚えています。そんな時に救いとなったのは祖父の存在。「周りと同じように出来なくてもいい」そのままの自分を受け止めてくれた祖父のおかげで私は『生きていて良い』のだと感じる事が出来ました。


「将来の夢と現実」
保健室登校が社会的に注目されていた時期、教育現場から心のケアをしたいと考え養護教諭(保健室の先生)を目指しました。大学からは私が「男性」という理由で進路変更を勧められましたが、どうしても諦めきれずそのまま入学しました。卒業後は全国4万人いる養護教諭のうち男性はわずか0.12%という現実を突きつけられます。



「挫折と喪失、児童から得た気づき」        /data/project/932/EPSON016 (2).JPG
児童へ思うような支援が出来ず、同僚の教員の関係もうまく築けず、私は逃げるように教育現場を離れました。
ある日、受け持っていた児童から手紙が届きました。手紙には「もっとおしゃべりしたかった」と綴られていました。その児童は場面緘黙(特定の場、学校等でほとんど話すことが出来ない)の特性を持っており、私と言葉を交わすことはありませんでしたが、言葉以外の方法で私に話しかけていたのだという事にハッと気づきました。

私はコミュニケーションの手段として言葉だけに固執していたのです。同時に「心のケアに携わること」の手段として養護教諭だけに捉われていた自分に気付かされました。夢は自分の気持ちと同じように身近でシンプルなものです。気持ちが高鳴ること、ワクワクすること、自分の思いに寄り添うことが大切だと感じました。「方法はたくさんある」私は目の前が開けていく感覚を味わいました。

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今回、クラウドファンディングで支援をお願いさせていただいた絵本の中にも、そんな「自分の気持ちに寄り添う」ことの大切さを表現したエピソードがあります。自己肯定感という言葉がクローズアップされている現代、自己肯定感で満たされる事が容易ではないのは子どもだけでなく大人も同じ。

あなたに手に取ってもらえたら、とても嬉しいです。

 

 


最後に


1人の生徒のケアが出来れば、その生徒は友人や兄弟に優しく接するかもしれません。1人の先生のケアが出来れば、その先生は学級30名の生徒と深い信頼関係を築けるかもしれません。1人の保護者のケアが出来れば、その家庭が暖かな居心地の良い空間になるかもしれません。
水の波紋のように、その影響は広がっていきます。



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相談するまでの道のりは簡単なものではなく勇気がいることです。カウンセリングへの敷居の高さは、我慢を美徳としてきた日本の文化も影響しているのかもしれません。その敷居を少しでも下げて、カウンセリングを身近なものと感じて欲しい。それが私の願いです。
人は本来、外の世界に開かれた存在です。そのためには、自分の存在が誰かから認められている、寄り添ってくれるといった感覚が大切です。お気軽にお問い合わせください。

 『命は目に見えないし触れる事も出来ない。でもつかう事はできる』





経歴

/data/project/932/project_owner1.jpg1983年生まれ 沖縄県那覇市在住

2018年   『世界一大きな授業~すべての子に教育と福祉を~』沖縄開催 講師
        NLP心理学セミナー てぃるる 講師
2019年       おしごと先生「作業療法士」  講師
           ウェルカルチャースクール心理セミナー  講師
          『絵本は秘密の扉』絵本から学ぶ心理学  講師
           ラジオ「FMよみたん」 ゲスト出演
           ラジオ「ゆめのたね」 ゲスト出演
           心と体のケアハウス『Plus one life』 創業
2020年      公認心理師試験対策  講師
                   アドラー心理学『勇気づけ講座』 講師
2021年      コザ信用金庫創業セミナー ベストビジネスプランナー
<現職>   沖縄県スクールカウンセラー・精神科クリニック



『Plus one life』ホームページ https://plus-one-life.com/




【沖縄テレビ(OTV)放送にて紹介】
https://www.otv.co.jp/


【雑誌『モモト』掲載】
https://www.momoto.online/

【フリーペーパー『話くわっちー』掲載】
https://www.kishinservice.co.jp/free_paper/


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【『ガップリ!インタビュー』掲載】
https://www.gappri.jp/oe/interview/interview-page11.php


 

リターン商品について
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